十時新五郎惟久は17歳で江上・八院合戦に参加。鍋島軍は筒江(江上本)境の五反田(横溝)に陣を置いていた。鉄砲の鍋島軍に槍の立花軍で、惟久は奮戦するもまたたく間に被弾し首をとられてしまう。これには「猫橋」の悲話伝説がある。惟久は紅顔の少年で黒猫を飼っていた(戦だというので竹藪に捨ててきたとも)。この黒猫が突如現れ、惟久の首をとった鍋島兵の首を喰いt切り、惟久の首を咥えて持って行った。黒猫がすぐに鍋島軍に撃ち殺された場所とも、撃たれた後首を食わえたまま堀に落ち流れ着いた場所とも、伝承は異なるが、やや北方の五反田、筒江境の橋が「猫橋」となっている。近年、名称表示が無くなったらしい。
2018.11.25 スタンプラリーで訪問