熱田神宮正門前にある宝亀山蔵福寺。御本尊は阿弥陀如来。宗派は西山禅林寺派。創建年代は不詳。大名古屋八十八、四十九番札所、名古屋七福神/恵比寿。慶長年間による火災により記録を焼失し、創建根月なども不詳となる。その後、傳空周賢阿悦を中興開山として復興した。1676年(延宝4年)尾張藩主である徳川光友の命により、鐘楼が蔵福寺境内に建立され、時の鐘を始めます。時の鐘は「七里の渡し」にもある、民衆に時を知らせる鐘です。蔵福寺の鐘楼は太平洋戦争の空襲で焼失したが、半鐘は戦時中の供出を逃れ、現在では名古屋市博物館に保管されている。