東岸居士(?~1283)は鎌倉時代の下級の僧侶です。特異な人だったようで、僧の身分にもかかわらず、髪も剃らず、法衣も着ずに、旅をしながら小謡や踊りをすることによって民衆に仏の教えを伝えたそうです。そのような生き方が能の演目とされたことからその名が有名になりました。その東岸居士がこの付近で亡くなったという伝説によって建てられたのがこの墓碑です。付近を歩くと、東岸居士の旗が立っているのが見えるためすぐに場所がわかります。墓碑には祠が作られており、横には東岸公民館があります。現在はいぼを取る神様として付近の住民に祀られているそうです。
イボ神様で有名です