境内には新幹線の橋脚がグサグサに刺さっています、とても不思議な景色です。新幹線を護っているようにも見えます。
町工場や倉庫がひしめく地域、なおかつ上空を新幹線の高架が走っているという環境に鎮座している神社です。創建もせいぜい300年ほど前です。今でこそ参拝者の姿も少なく、公園の一部として残っているような神社ですが、往時は地域の崇敬厚くとても大切にされていた神社でした。祀られていた竜神像は円空作のもので現在は名古屋市博物館に預けられています。そもそもこの場所は「御替地」と呼ばれていました。その由来は尾張藩と農民が新田開発のため治水の試行錯誤を行う中で河川工事で潰した田畑の代わりに与えられた(替地)場所だからです。当時の人々の苦労と神仏にすがる想いを感じられる神社です。
御替地神明社。天白川の水害に遭った農民たちを代替地として移住させたことから、御替地と呼ばれる。現在は区画整理による町名変更により旧豊田村から豊田となりましたが、神社には旧地名が残ります。新幹線が境内を駆け抜ける珍しい神社ですが、特に新幹線神社として知られるわけでもなく。宮司は笠寺七所神社。
ここの神様は?アレレ!分からなくなりましたが神話の神様が奉って有ります!