まだ写真が珍しい時代に営業を始め、昭和天皇の肖像や二二六事件の撮影などに携わった工藤哲朗氏の写真館です。彼の活躍は親戚である工藤美代子氏が著した「工藤写真館の昭和」(講談社文庫)に詳しいです。蔵前や両国に近いことから大相撲に関連した写真が多く残されており、それらを展示するスペースが相撲写真資料館として本場所中と毎週火曜日に見学できます。JR両国駅の南の住宅街の中にあり、近所には忠臣蔵の討ち入りがあった吉良屋敷の跡などいくつか史跡がありますから、ついでに両国界隈の風情を楽しんでみるのもよいと思います。
内容は数ヶ月に一度入れ替えがあるそうです。入場無料