故人が学会員だったのでお願いしました。亡くなった後の打ち合わせで、喪主と子供の分のお花を依頼し、リストにも書きました。ところが当日葬儀場に行ってみると子供一同で出ているはずのお花の札には娘の名前しかなかったのです。長男の名前はどこにもない。あれでは息子が父親にお花を出すことを拒否したように見えてしまうし、なぜ娘の名前だけ出すのか、理解できませんでした。もう故人が式場にいる前で喪主の私がお花が違うと言ったところで今さら札の差し替えができるわけでもないし、息子の名前でお花を追加できるわけでもありません。でも小さなお葬式でしたしお花がたくさんあるわけでもありません。その中で息子の名前がなかったことにとても大きな悲しみを感じました。たかだか祭壇のお花の名前のことかもしれない。でも私にとっては一度きりのお葬式でした。ずっと忘れられないと思います。故人と関係の良くなかったかたがお花の打診をしてきたと担当の方に伝えられたときに、遠慮のむね、お返事しました。ところが葬儀前日についでのことのようにその方のお花を出すことで手配済みと知らされて驚きました。そのかたが学会員で裏から手配したことを喪主の意向を無視して行ったことになります。故人の息子の名前は出さないのに断った学会員のお花は手配する。はじめての喪主でしたし、フランクに葬儀のことを教えてくれました。基本プランの設定のお棺のレベルが高かったので、当日にいい意味でびっくりしました。故人も喜んでいると思います。ただお花のことは本当に残念でした。