先ずこの界隈の雰囲気にとても惹かれます。直線的な区割りの細い路地が残っていて、明治~大正期の新田開発集落っぽい雰囲気が強烈に漂います。駐車場からキツネの足跡に導かれるっていう仕掛けと言うかトリックも秀逸で、南吉が執筆していた離れの縁側に座るとタイムスリップしてしまうと同時に南吉の世界観に引きずり込まれて仕舞います。伺った時は地域猫さん達が座敷に上がって寛いでらっしゃいました。もしかしたら猫さん達が案内してくれるかも知れません。新美南吉の文章を読んで何か感じるなら此処でも何かを感じると思いますし、とにかく此処を維持されている方々にはbig upです。素晴らしい。