【岩根稲荷神社】御祭神:保食神鎮座地:愛知県安城市小川町大久根97由緒 :古記「三河堤」によれば、この地は岩根石塚と稱し聖徳太子の時 経文を納めし御墓と傅之也、という當社建治三年一二七七年岩根初代の城主加藤正成はじめて、この地に社を建てて保食神を祀る。爾來これを石塚稲荷社と稱した。その後 應永元年一三九四年に至り、もと寺領の地に存した大同山長松寺再び兵火の難に遭い當時収儲したる経典を當社に移す。よって経塚稲荷社の名のある所以である。その後明治三十三年一九〇〇年に舊岩根城の守護神として城址に鎮まれる 天照皇大神をここに合祀して今日に至る因に現存の社殿については、本殿は鎮座以來数回の營築を重ねて昭和四十四年に、拝殿は明治三十一年に、さらに渡殿は大正八年にそれぞれ修築、社務所は最も晩く昭和五十三年の竣工である氏子敬識