案内板より:日本武尊(やまとたけるのみこと)は景行天皇の子で、天皇の命を受け関東へ向かう途中、尾津浜に至り、この地に刀を忘れた。東国平定の帰途、尊は再びこの地で置き忘れた刀が残っているのを見つけられた。尊は感激し、次の歌を読まれた。(解説のみ記載)もしもこの一本松が人であったならば、太刀を守った褒美として、衣服と太刀を与えるであろうに。これは刀を守った松をほめたたえているが、そのうらには、この地に住む人々の気持ちまでもたたえているものと思われる。この話は史実ではないが、大和朝廷が関東を平定していったことを、一人の武将に象徴させたものといわれている。ただ、この尾津浜が尾張に向かう港であり、北勢地方の一拠点であったことを物語るものであろう。史実ではないと書いてあるのは、若干残念であるが、田園の中の小山の祠で、とても趣はありました。
多度町御衣野(みぞの)地区に住まいされる、草薙姓 11軒の皆さんでお世話されている神社です。大和武の尊の由緒ある神社です。