毎年陰暦で釈迦の命日に当たる3月15日の前後3日間に開帳する市の有形文化財で一般的な仏画には登場することのない猫が描かれています。涅槃図は絹本着色で画面は縦約2.6m、横2.5m。「兆殿司」と呼ばれた室町時代の画僧吉山明兆の筆による。横たわる釈迦の周囲で弟子や鳥獣が嘆く様子を描いており画面の下部に白に灰色模様の猫の姿があります。