津藩儒奥田三角の寿碑を訪ねて参詣。津市指定文化財の梵鐘、同宝篋印塔のほか、皆さんの口コミにある歴代藩主の母堂の墓、江戸川乱歩の族の墓など見所いっぱい。また昭和初期頃の四国八十八ヶ所の写し石仏がありますが未整理のようです。奥田三角の寿碑は淨明院墓基壇に立てかけられている状態で、無事保存整備されることを願うのみ。
たまたま通りを歩いていたら、巨大な墓石が目についたので入ってみると、津藩三代目藩主・藤堂高久の生母、浄明院の墓でした。他にもいくつか藩主生母の墓がありました。しかしそれ以上に驚いたのは『少年探偵団』『怪人二十面相』で有名な推理小説家・江戸川乱歩が建立した先祖累代の墓があったことです。説明によれば乱歩の先祖は津藩の藩士なのだそうです。これは先祖累代の墓なので乱歩自身の墓ではありませんが、乱歩の骨も分納されているそうです。非常に興味深い発見でした。