西館の長屋門は宇都宮市旧国本村から昭和9年に移築されたものですが、屋根が大谷石で葺かれている貴重なものです。1880年建造だから131年前です。
日本民芸館の道路を挟んで向かい側にあります。日本民芸館の創設者である柳宗悦氏の自邸として1935年に建てられました。表の長屋門は栃木県の旧家から移築されたものです。民芸館本館よりも前の完成で、本館はこの意匠に合わせて設計されました。西館も本館も柳氏自ら詳細に設計したそうです。玄関右に声楽家である奥様のための音楽室があります。2階に柳氏の書斎があります。本館で展覧会開催中の時に限り、月の第2と第3の水曜、土曜の4日間のみ公開されています。
行った時は残念ながら休館日でしたが、外から見る建物はとても趣のある立派なデザインでした。