菅江とかいて「すえ」と発する。琵琶湖からも離れた字名に江が入るのは、いかにも奇妙である。調べると菅江には須恵器の窯跡跡の遺跡があるとのこと。須恵器は陶器と区別するため敢えて須恵と表記されている。陶はスエとも読めるのである。付近の横山丘陵にも須恵器の窯跡があり、この近辺はかつて須恵器の一大生産地だったとのこと。須恵あるいは陶が菅江と変わり、現在の地名となったのではないか。そう考えれば、この地の大字名に江が入ることも説明がつく。