両国駅には幻(?)の3番線始発ホームがあります。普段は締め切っており、団体や臨時列車の時のみ開くそうです。そんな3番線ホームに向かう通路は赤いカーペット敷きとなっていて、「両国ステーションギャラリー」として開放されています。中に入ると、昔の総武線についてのちょっとした解説パネルが壁面に掛けられています。現在の両国駅は総武線各停のみが停まる程度で、大相撲がない日は錦糸町や新小岩などの駅と比べても人が少ない印象ですが、昔は違いました。明治37 年に総武鉄道(総武線の前身)の開業当時は費用面から隅田川に橋を懸けることができずに、両国橋駅(当時の名称)が始発駅となっていて、千葉・房総方面への玄関口として栄えていたのです。昭和6年の両国駅は取扱収入額で東京・上野・新宿・横浜・新橋につぐ国鉄6番目を誇り、当時は池袋、渋谷、品川よりも大きな駅だったんです!ところが翌昭和7年に隅田川に架かる両国橋がやっと完成。御茶ノ水まで繋がると両国駅はただの通過駅でしかなくなってしまい、みるみる凋落。挙げ句に快速運転が開始されると、橋を越えてすぐ両国駅という立地条件が災い、急な下り坂と右カーブの線形となったため、ホームを設置できませんでした。こうして、両国駅の黄金期は幕を降ろしたのですが、今でもたまに臨時列車や団体列車が編成される際は、この3番線ホームが使用され、往時の輝きを垣間見ることができます。そう、まるで三冠王を取ったあぶさんが晩年は代打屋として存在感を出すようなものですね。尚、ギャラリーには今流行りのストリートピアノが置いてありますので、勇気ある強者はぜひ弾き倒してください!ある程度の閉じた空間なので、けっこうなリバーブがあるかも!?
臨時電車や自転車を持ち込む団体専用列車『B.B.BASE』を利用するほか、イベント等以外で利用されない3番ホームへ向かう通路に設けられた、小規模なギャラリー。両国駅のこれまでの変遷や、両国駅を発着する列車の写真が一堂に展示されている。改札を通って両国駅に入らなければならないが、ギャラリーそのものは無料。一本道の通路を利用しているため、決して広くはないがシンプルで分かりやすく、利用しやすい。なお、撮影は禁止であることは念頭に入れておきたい。目的の電車を待つ少しの間、かつての両国駅の姿を見て思いを馳せるのもいいだろう。The No. 3 platform of Ryogoku Station is basically not used. Because this platform is used for Special trains, Group-specific trains B.B. BASE(you can bring your bicycles for sightseeing by bicycle of Chiba area), and some events. In this gallery, photographs of the changes in Ryogoku Station and the trains that arrived and departed from Ryogoku Station are exhibited.Although you can use this gallery for free, in order to use this gallery, you have to go through the ticket gates of Ryogoku station. Furthermore, you can not take pictures of the exhibition at all. Since it is a small gallery, it is good to use it while waiting for your train.
興味深いパネル展示でした。無料ですし、普通に入れるスペースですが展示パネルは撮影禁止です。撮影OKにしたほうが来客増えると思います。
観光案内とお土産屋、奥に食事処が複数あってサービスエリアっぽい。イベント時期は猛烈に混むため出入り口がえらいことになる。設備としてとても清潔な印象です。
良かったです。
利用してみたい