吉良邸跡の敷地内にある、お稲荷様です。御社と吉良上野介義央公追慕碑の間に立つ「松坂稲荷大明神由来」の立て札によれば「『松坂稲荷』は『兼春稲荷」と「上野稲荷」の二社を合祀したものです。「兼春稲荷」は徳川氏入国後、現今の社地たる松坂町方面に御竹蔵を置かれし当時、其の水門内に鎮座せしもので元禄15年の赤穂浪士 討入り後、吉良邸跡へ地所清めのために遷官され、昭和10年に既存の「上野稲荷」と合祀され、当本所松坂町公園開園とともに当所に遷座されました。墨田区文化観光協会」とありました。御社脇や御社裏には清掃道具があり、しっかり管理され、大切にまつられていることがわかります。同敷地内に、吉良公像と、吉良公の首を洗ったという「みしるし洗いの井戸」もあります。
小さなお稲荷さんです。