菊池川がうねうねと蛇行しながら有明海に注いでいる。その中流域の菊鹿盆地に五の古墳群が所在している。その西部にあるのが当該古墳群である。五世紀前半に築造されたこの地域最大の前方後円墳である全長102mの双子塚古墳を盟主として、秀麗な円墳6基が取り囲む。恐らく写真ではその美しさを伝えることは出来ないだろう。資料館も併設されているので見学だけではなくこの地域の古墳時代をも垣間見ることが出来るのではなかろうか。我輩が家庭教師をしていた子が修学旅行でここに来ていたのだから・・中学校はえらいぞ。賢明なる読者諸氏におかれても一度は訪れてこの美しさを目の当たりにしていただきたい。