昭和時代にタイムスリップしたような場所です。荒川のさいたま市西区よりですが住所は川越市古谷なんです。大昔は、渡し舟などあったようです。

桜の時期に行ったので、ちょうど公民館と桜の2ショットが拝めました。堤防から廃村へ降りる際は、時期が合えば菜の花も同時に見ることが出来ます。かなり良い所です。

夏前に行くと、草木がうっそうと生い茂って秘境感が増します

公民館となっておりますが、正式には公民館だった廃屋です。その役目を負えてから、10数年。写真では現役のように写っていますが、実際には人の侵入を拒むように草木が生い茂りっております。現地に立った感じではわかりづらいですが、この地は荒川の堤防の外側であり、有事のときには沈むようになってます。その為、この集落に住まわれてた方々は、家を片付け堤防の内側へ引っ越し、結果公民館だけが残る形となりましたが、そこには間違いなく集落の歴史が残っているわけです。

大宮から、こんな近くに廃村があるというのは不思議だ。まだ、耕作地があるので、握津村のご子孫はご近所に住んでいるのだと思う。握津村は川越への街道筋にあるので、まだ、道しるべの石塔や地蔵などが残されている。そのことは明治迅速測図にも記載されている。写真の赤丸の部分が握津公民館だ。前の道を西に進むと荒川の老袋渡という渡しに行きつく。ここを渡り川越に入る。公民館の中は荒れ放題だったが、表彰状が何枚も飾られていた。また、打鐘信号を現した古そうな板が残っていた。この地が古谷に属していたことがわかる。せめてこの公民館だけは保存してほしい。

タイムスリップした気分になれます

幽霊が出そうな廃墟です。

廃村にある打ち捨てられた公民館です。利用の際の問い合わせ場所がわからなかったので星三つ