東海道沿いの春日大社にある鳥居。ここが、鋳物の生産地であるということも教えてくれます。
寛文7年(1677)に鋳物師の辻内氏によって建てられたもので、災害で度々崩れたようですが、その度辻内家によって補修再建されてきたものです。三重県の指定文化財です。北側の柱に伊勢湾台風時の傷跡が刻まれ、表示されています。
桑名神社・中臣神社(通称、春日神社)の青銅製の鳥居。東海道に面した位置に建てられ、完成当時は金色で、桑名宿のシンボルだったそうです。慶長7年(1602)に、本多忠勝の寄進により木造の鳥居が作られた後、寛文7年(1667)に青銅の鳥居が完成。その後も、戦災、伊勢湾台風などにより、何度も倒壊と再建を繰り返し、今の鳥居は、伊勢湾台風直後の昭和35年に修復されたものだそうです。鳥居の脇には、迷子になった子どもの掲示板として使われた「しるべ石」が残っています。