瑞龍山 海禅寺戦国時代には天皇の勅願所だった寺格の高い寺院。都の指定文化財に成っている。春には枝下桜や躑躅の花が美しい。実は元の名前は福禅寺だったのだが徳川幕府の役人のミスで寺領を担保する将軍の朱印状に“福”禅寺ではなく“海”禅寺と誤記されてしまった事により已む無く海禅寺と寺号を改めて現在に至る。室町時代には青梅を支配した小大名の三田氏の菩提寺だった。三田氏滅亡後は戦国時代の北条家とも縁が深く、間宮林蔵の祖先で北条家臣の間宮氏が横浜市鶴見区に宝泉寺を再興した際に寺格の高い“福”禅寺から住職が招かれ再興開基されている。当地は旧二俣尾村だが二俣尾村の庄屋は福島家で、間宮家とは玉縄衆として北条家時代の同僚に当たる事からも、北条家臣団から深く崇敬を集めた様だ。
中世の曹洞宗伽藍が残っていると言う事で海禅寺は東京都の史跡にもなっていますが、昔から自分も凄くお気に入りの寺院でした。一時期は無住の寺となり荒れていた時期も有ると聞いていましたが、訪問した際は山門&参道の改修工場等も行われていて住職も居るようで、昔ながらの山岳寺院の風格を取り戻していました。青梅線🚃が階段の直ぐ前を横切っていて青梅市の指定文化財となっている山門は踏み切りを渡った反対側の青梅街道沿いに位置していて分断されている寺域ですが、青梅線が通っているコントラストの良さもこの寺院の良さだと思います。山の墓地には戦国時代にこの地を支配した豪族の三田氏の墓が残っており、歴史も相当に古いようです。また春の枝下桜やツツジに秋の紅葉🍁と四季の見所も沢山有ります。
広くて立派なお寺。本堂も公開されていました。
隠れた桜名所。枝下桜が美しい。あまり人がいないので、ゆっくり撮影できますよ🌸🌸🌸
1590年代からあるらしい。
修繕工事してました
冬は寂しい感じ…✨